※本記事の情報は2026年5月28日時点で確認できるGoogle公式情報および主要メディアの報道をもとにしています(Google I/O 2026の発表内容を反映済み)。発売前製品のため、OS名・価格・スペック・日本展開などは今後変更される可能性があります。最新情報はGooglebook公式サイトをご確認ください。
「Googlebookって何?Googleブックスのこと?」「Chromebookとは何が違うの?」こんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか。
GooglebookはGoogleブックス(電子書籍サービス)とはまったくの別物です。 2026年5月12日に発表された、Gemini AIを中心に設計されたまったく新しいカテゴリのノートPCのことを指します。
この記事では、Googlebookの公式発表や主要メディアの報道をもとに、できること・Chromebookとの違い・発売日・Gemini Intelligenceとの関係をまるごと解説します。Copilot+ PCやMacBookとの比較表もあるので、「結局どれがいいの?」の判断材料にもなると思います。
Googlebookとは?Googleが発表したAIノートPCの概要
Googlebookは、GoogleのAI「Gemini」の支援を中核に据えた新しいカテゴリのノートPCです。2026年5月12日のAndroid Showで正式に発表されました(公式ブログ)。

Googleの公式ブログでは、Googlebookを「Geminiの有用性をコアに据えて構築された新カテゴリのラップトップであり、ユーザーの生活にあるデバイスとシームレスに連携し、プレミアムなハードウェアで動作する」と説明しています。
ざっくり言うと、 従来のChromebookが「クラウドファーストの世界向け」に設計されたラップトップだったのに対し、Googlebookは「AIファーストの世界向け」に一から作り直されたラップトップです。
技術的には、Androidの技術スタックの一部を活用し、ChromeOS由来のブラウザ体験を組み合わせた新しいプラットフォームです。OSの正式名称はまだ発表されていません。
報道やリークでは、この統合OSのコードネームとして「Aluminium」が使われていますが、Googleはこの名称が正式ブランド名ではないと説明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年5月12日(Android Show) |
| 発売時期 | 2026年秋予定 |
| 製造メーカー | Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo |
| OS | 正式名称は未発表(報道上のコードネームは「Aluminium」) |
| AI基盤 | Gemini Intelligence |
| プロセッサ | Intel / Qualcomm / MediaTek対応と報道(各メーカーの搭載チップは未発表) |
| 価格 | 未発表(「プレミアムなハードウェア・素材」と説明) |
| 日本発売 | 未発表 |

Googlebookでできること:Gemini Intelligence・Magic Pointer・ウィジェット
ここからは、公式発表で明らかになった主要機能を整理していきます。「AIノートPC」と言われても具体的に何ができるの? というのが一番気になるポイントだと思うので、機能ごとに見ていきましょう。
Magic Pointer
Google DeepMindチームと共同開発された機能です。カーソルを小さく揺らすとGeminiが起動し、画面上のコンテンツに応じた文脈的な提案を行います。 たとえばメール内の日付を指せば会議設定を提案し、2枚の画像を選べばそれらを組み合わせたビジュアル化を提示する、といった動作が紹介されています。
「カーソルを揺らすだけでAIが反応する」というのは、これまでのPCにはなかった操作体験ですね。
Create My Widget(カスタムウィジェット生成)
Geminiに自然言語で依頼するだけで、自分が見たい情報をまとめたカスタムウィジェットを作成できる機能です。
公式ブログでは、Geminiがインターネット検索やGmail・カレンダーなどのGoogleアプリと連携し、旅行予定や予約情報などを一つのダッシュボードにまとめる例が紹介されています。自分だけのダッシュボードが会話で作れるイメージです。
Cast My Apps(スマホアプリ利用)
AndroidスマートフォンのアプリをGooglebook上で開ける機能です。フードデリバリーアプリや学習アプリなど、スマホでしか使えなかったアプリをラップトップ側から直接利用できます。
Quick Access(スマホ内ファイル連携)
スマートフォン内のファイルをGooglebookのファイルブラウザから閲覧・検索・挿入できる機能です。物理的な転送作業なしに、スマホ内の画像や書類へアクセスできます。
なお、公式サイトの注釈では、これらのスマホ連携機能にはセットアップが必要で、Android 17以上のスマートフォンが必要とされています。
Link to iOS(iPhone連携・報道ベース)
iPhone連携については、リーク情報として「Link to iOS」とみられる機能の存在が報じられています。ただし、Google公式が詳細を正式発表したわけではなく、Android端末との連携に比べると機能が制限される可能性があります。
MicrosoftのPhone LinkがWindows+Android中心、AppleのContinuityがApple製品限定である中、GoogleがiOS連携まで視野に入れている点は注目ですが、実際にどこまで使えるかは正式発表を待つ必要があります。
Glowbar
Googlebookを一目で識別できるGoogleカラーのライトバーです。単なる装飾ではなく、一部の機能や遊び心のある表示も備えると説明されていますが、具体的な使い方の詳細はまだ明らかになっていません。
Chromebookとの違いは?OS・Android連携・AI機能を比較
「で、結局Chromebookと何が違うの?」という疑問は当然です。根本的な違いは「設計思想」にあります。
| 比較項目 | Googlebook | Chromebook |
|---|---|---|
| 設計思想 | AI(Gemini)中心 | クラウド・ブラウザ中心 |
| OS基盤 | Androidの技術スタックの一部+ChromeOS由来のブラウザ体験を組み合わせた新プラットフォーム(正式名称未発表、コードネーム「Aluminium」と報道) | ChromeOS |
| AIアシスタント | Gemini Intelligenceを前提に設計 | Chromebook PlusなどでGemini・AI機能を提供。ただしGooglebookほどAI前提の設計ではない |
| Magic Pointer | あり | なし |
| カスタムウィジェット生成 | あり(Gemini生成) | 限定的 |
| スマホアプリの直接利用 | あり(Cast My Apps) | Androidアプリ対応(限定的) |
| スマホ内ファイル連携 | あり(Quick Access) | 限定的 |
| ハードウェア | プレミアムなハードウェア・素材と説明 | エントリーからミドルまで幅広い |
| 価格帯 | 未発表(プレミアムハードウェアと説明) | 手頃な価格から |
| 発売時期 | 2026年秋 | 販売中 |
Googleは公式に、15年以上前に「クラウドファーストの世界向け」にChromebookを作ったと述べたうえで、今度は「AIファーストの世界向け」にGooglebookを設計したと位置づけています。
ただし、Chromebookの単純な後継機・置き換えというわけではありません。 Chromebookへの投資は継続されるとも報じられており、Googlebookは、AIファースト時代に向けた別カテゴリのラップトップとして登場した形です。
発売日・メーカー・日本発売はいつ?現時点で確定している情報
「いつ買えるの?」「日本でも出るの?」これも気になりますよね。現時点で確定している情報と、まだわかっていない情報を整理しておきます。
| 情報 | ステータス | 内容 |
|---|---|---|
| 発売時期 | 確定 | 2026年秋(具体的な月日は未発表) |
| 製造メーカー | 確定 | Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo |
| 日本発売 | 未確定 | 公式発表なし |
| 価格 | 未確定 | 未発表。「プレミアムなハードウェア・素材」と説明されているが価格帯は不明 |
| プロセッサ | 報道ベース | Intel / Qualcomm / MediaTek対応と報道。各メーカーの搭載チップは未発表 |
| その他スペック | 未確定 | メモリ・ストレージ等の詳細なし |
| I/O 2026追加情報 | 確認済み | Gemini 3.5 Flash発表、Gemini Sparkエージェント発表。Googlebook固有の追加スペック・価格・日本展開は未発表 |
現時点では「この秋に利用可能になる」とだけ発表されています。 具体的な発売日、価格、日本を含む各国での展開スケジュールは明らかにされていません。Googleは公式サイト(googlebook.google)で最新情報を案内するとしています。
Gemini Intelligenceとは?通常のGeminiとの違い
Googlebookの話を調べていると「Gemini Intelligence」という言葉が頻繁に出てきます。「普通のGeminiと何が違うの?」と思った方も多いはず。
Gemini Intelligenceは、Android OSに深く統合された新しいプロアクティブAI機能群の総称です。2026年5月12日にGoogle VP of Product ManagementのMindy Brooks氏が公式ブログで発表しました。

通常のGemini(チャットアプリやWeb版)が「ユーザーが話しかけて使うアシスタント」であるのに対し、Gemini Intelligenceは「OSレベルに組み込まれ、先回りして支援するシステム」として設計されています。Googleはこれを「OSからインテリジェンスシステムへの進化」と表現しています。
Gemini Intelligenceの主な機能
| 機能名 | 概要 | 利用シーン |
|---|---|---|
| マルチステップタスク自動化 | Geminiがアプリを操作して複数ステップの作業を代行 | 配車予約、買い物リスト作成、Gmail内の情報検索 |
| Gemini in Chrome | Webコンテンツの調査・要約・比較、自動ブラウズ | 予約、駐車場確保、Webでの情報収集 |
| Intelligent Autofill | Geminiが接続アプリの情報を活用しフォームを自動入力 | 各種申込フォームの記入(オプトイン制) |
| Rambler | 自然な話し言葉(言い直し・多言語混在含む)を整ったテキストに変換 | メッセージ作成、音声入力 |
| Create My Widget | 自然言語でカスタムウィジェットを生成 | ダッシュボード作成、情報整理 |
| 画面・写真コンテキストアクション | 画面上のコンテンツや撮影した写真から即座にアクションを実行 | チラシを撮ってツアー予約など |
ユーザーが最終確認を行うまでGeminiは勝手に操作を完了しない設計になっており、プライバシー面ではオプトイン方式が強調されています。「勝手にやられるのは怖い」という不安には配慮されているようです。
対応デバイスと展開スケジュール
- 2026年夏:Samsung Galaxy S26、Google Pixel 10が最初の対応端末
- 2026年後半:その他のAndroid端末、Wear OS、車載、グラス、ラップトップ(Googlebook)へ拡大
- 2026年6月下旬:Gemini in Chrome for Androidが順次提供予定。日本での提供時期や対象端末の詳細は未発表
Copilot+ PCやMacBookと比べたGooglebookの立ち位置
「AIノートPC」は今やGoogleだけの話ではありません。MicrosoftのCopilot+ PC、AppleのApple Intelligence搭載Macもあります。「結局どれがいいの?」の参考に、主要プラットフォームとの比較表を用意しました。
| 比較項目 | Googlebook | Copilot+ PC | MacBook(Apple Intelligence) |
|---|---|---|---|
| OS | Androidの技術スタックの一部+ChromeOS由来のブラウザ体験(正式名称未発表) | Windows on Arm / x86 | macOS |
| 主なAI体験 | Gemini Intelligence | Copilot+ PC体験 / Microsoft Copilot | Apple Intelligence |
| AIの統合度 | OS全体に深く統合 | Copilotウィンドウ+一部アプリ統合 | 対応Mac全体に統合 |
| ハードウェア要件 | 未発表 | 40 TOPS超のNPU搭載Windows 11 PC | Apple Silicon搭載Mac |
| アプリエコシステム | Google Play(Android)+Web | Windowsアプリ全般 | macOSアプリ+iOS連携 |
| スマホ連携 | Android端末とネイティブ連携(Cast My Apps)。iPhone連携も検討・報道あり(詳細未確定) | Phone Link(限定的) | iPhone・iPadとシームレス連携 |
| 価格帯 | 未発表(プレミアムハードウェアと説明) | 中〜高価格帯 | 高価格帯 |
| 発売状況 | 2026年秋予定 | 販売中 | 販売中 |
Googlebookでは、スマホアプリ利用(Cast My Apps)とスマホ内ファイル連携(Quick Access)をラップトップ体験の中核機能として打ち出している点が特徴です。一方で、Windowsのような既存の業務アプリ資産があるわけではないため、用途によって向き不向きが分かれるでしょう。
選び方としては、
- 普段Androidスマホを使っていて、スマホとPCの連携を重視する人 → Googlebookが気になる存在
- Office系の業務アプリやWindows専用ソフトが必須な人 → Copilot+ PCが有力候補
- iPhoneユーザーで、Apple製品同士の連携が重要な人 → MacBookが有力候補(ただしGooglebookでもiPhone連携が報じられており、正式発表されれば選択肢に入る可能性あり)
ただし、Googlebookはまだ発売前なので秋の発売後に改めて判断するのが安全ですね。
Google I/O 2026で発表された関連情報
Google I/O 2026は2026年5月19日〜20日(PT)にShoreline Amphitheatreで開催されました(100 things we announced at I/O 2026)。Googlebook自体の追加スペックや価格の発表はなかったものの、Geminiエコシステムに関しては大きな動きがありました。
Gemini 3.5 Flashの発表
I/OでGemini 3.5 Flashが発表されました。Gemini 3.1 Proを上回るコーディング・エージェント性能を持ちつつ、他のフロンティアモデルの4倍の速度で出力できるとされています。さらにGemini 3.5 Proも社内で利用中で、翌月にロールアウト予定と発表されました。
Gemini Intelligenceを支えるモデルがどのバージョンになるかは明言されていませんが、基盤モデルの性能が上がればGooglebookのAI体験にも直接反映される可能性があります。
Gemini Spark(24/7 AIエージェント)
もう一つ大きな発表がGemini Sparkです。Gemini 3.5上で動作する24/7常駐型のパーソナルAIエージェントで、端末がオフの状態でもバックグラウンドでタスクを進行できるとされています。
繰り返しタスクの設定、エージェントへの新しいスキル教示、カスタムサブエージェントの作成、さらには予算と店舗を指定した決済承認まで、今後のロードマップに含まれています。現時点ではトラステッドテスター向けに先行提供中で、Google AI Ultraサブスクライバー向けのベータが予定されています。
Google AI Ultra を含む有料プランの料金・特典の違いは、Google AI ProとUltraの比較記事で整理しています。
Googlebookとの連携も将来的に期待されますが、現時点ではGooglebook向けの具体的な提供形態は明言されていません。
その他I/Oの関連トピック
- Gemini Omni:画像・音声・動画・テキストを入力に、動画を出力できる新しいマルチモーダルモデル
- Android XRグラス:Gentle Monster、Warby Parker、Samsungとの提携によるオーディオグラスが2026年秋発売予定(Android・iOS対応)
- Android 17:Create My Widget、Rambler、Pause Point(ドゥームスクロール防止機能)などの機能が含まれる
I/O後もまだわかっていないこと
- Googlebookの具体的な発売日・価格
- 日本を含む各国の展開スケジュール
- 各メーカーの具体的なモデル名・スペック
- Chromebookからの移行パスの詳細
まとめ:Googlebookは「AIが前提のPC」を知る入口
Googlebookは、GoogleがAI時代に向けてラップトップを再定義しようとする取り組みです。要点を振り返ると以下のとおり。
- Googlebookは「Googleブックス」ではなく、Gemini AIを中心に設計された新カテゴリのノートPC
- Androidの技術スタックの一部とChromeOS由来のブラウザ体験を組み合わせた新プラットフォーム(コードネーム「Aluminium」と報道)上でGemini Intelligenceが動作する
- Magic Pointer、カスタムウィジェット生成、Cast My Apps、Quick Accessが主要機能(iPhone連携「Link to iOS」も報道あり)
- 2026年秋にAcer・ASUS・Dell・HP・Lenovoから発売予定
- I/O 2026でGemini 3.5 FlashとGemini Sparkが発表され、Geminiエコシステム全体が強化された
- 価格・日本発売日・詳細スペックは引き続き未発表
2026年はMicrosoft(Copilot+ PC)、Apple(Apple Intelligence搭載Mac)、Google(Googlebook)の三者がいずれも「AIネイティブPC」を打ち出す年になりつつあります。どれが自分の使い方に合うかは、普段使うスマートフォンとの連携、必要なアプリ、予算によって変わってきます。
Googlebookはまだ発売前なので実機レビューはできませんが、「AIがPCの使い方をどう変えるか」を知る入口としてチェックしておく価値はあります。発売後に改めて触ってみたいですね。
Googleの他のAIツールに興味がある方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
AIプラットフォームの最新動向としては、GPT-5.5の使い方と料金やClaudeとChatGPTの比較の記事も参考になると思います。
参考・一次ソース
- Introducing Googlebook, designed for Gemini Intelligence(Google公式ブログ)
- A smarter, more proactive Android with Gemini Intelligence(Google公式ブログ)
- Googlebook公式サイト
- Google I/O 2026
- 100 things we announced at Google I/O 2026(Google公式ブログ)
- I/O 2026: Welcome to the agentic Gemini era(Sundar Pichai keynote)
- The Android Show: I/O Edition 2026(Google公式ブログ)
- Gemini 3.5 Flash(Google DeepMind公式)




