※本記事の情報は2026年5月時点のものです。Claude Designはリサーチプレビュー段階のため、今後仕様が変更される可能性があります。最新情報はAnthropic公式サイトをご確認ください。
「Claudeでデザインまで作れるって聞いたけど、本当?」「プレゼン資料をAIに作ってもらいたいけど、どうやるの?」そんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか。
2026年4月17日、Anthropicから「Claude Design」がリサーチプレビューとしてリリースされました。AIと会話しながらスライド・LP・プロトタイプなどのデザインを生成できる、まったく新しいツールです。
私は普段からClaude ProユーザーとしてClaudeを活用していますが、Claude Designを触ってみて「これはデザインが苦手な人の救世主だ」と率直に感じました。この記事では、実際にClaude Designを使ってみた体験をもとに、機能・使い方・料金・他ツールとの違いをまるごと解説します。
Claude Designとは?AIと会話してデザインを作れるツール
Claude Designは、Anthropicが開発した「AIとの対話でデザインを生成・編集できるツール」です(公式発表)。2026年4月17日にリサーチプレビューとして公開されました。
従来のデザインツールとの最大の違いは、テキストで指示するだけでデザインが完成すること。「5スライドのプレゼン資料を作って」「モダンなLPを作って」と伝えるだけで、Claude Opus 4.7ベースのAIがデザインを一から生成してくれます。
Claude Designの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース日 | 2026年4月17日(リサーチプレビュー) |
| 開発元 | Anthropic Labs |
| ベースモデル | Claude Opus 4.7 |
| URL | claude.ai/design |
| 対応プラン | Claude Pro / Max / Team / Enterprise |
| エクスポート・共有 | PDF, PPTX, スタンドアロンHTML, .zip, Canva送信, Claude Codeへのハンドオフ |
ポイントは、出力されるデザインが静止画像ではなくライブHTMLであることです。クリックできるし、スライダーで微調整もできます。「AIが描いた絵」ではなく「動くプロトタイプ」が手に入るイメージです。

使い方:Claude Designへのアクセスと始め方
Claude Designを使うには、Claude Pro以上の対象プランへの加入が必要です。プラン内の週次利用枠の範囲では追加の固定月額料金なしで利用できますが、上限を超えた場合は追加利用が必要になる場合があります。
アクセス手順
ステップ1:Claude Proに加入していることを確認する
Claude Designは無料プランでは使用できません。Claude Proプランに加入しましょう。Claude Proは公式価格では年払い換算で月額$17からですが、日本から申し込む場合は消費税込みで月額約$19から表示されます。すでにPro以上のプランを利用中なら、そのまま使えます。
ステップ2:claude.ai/design にアクセスする
ブラウザで claude.ai/design にアクセスします。Claude Designのダッシュボードが表示されます。
ステップ3:プロジェクトの種類を選んで作成する
左側のパネルから、作りたいデザインの種類を選びます。
- Prototype:Webサイトやアプリのプロトタイプ(ワイヤーフレームまたはハイフィデリティ)
- Slide deck:プレゼンテーション資料
- From template:テンプレートから作成
- Other:その他のデザイン
プロジェクト名を入力して「+ Create」ボタンをクリックすれば、エディタ画面が開きます。
実際に使ってみた:会話でスライドを作る操作手順
ここからは、私が実際にClaude Designでスライドデッキを作成した手順を紹介します。
1. プロジェクトを作成する
「Slide deck」タブを選び、プロジェクト名(今回は「AI活用プレゼン資料」)を入力して「+ Create」をクリックします。

2. チャット欄にプロンプトを入力する
エディタが開くと、左側にチャット欄、右側にキャンバスが表示されます。チャット欄に作りたいスライドの指示を入力します。
今回は以下のように入力しました。
「AIを活用した業務効率化についてのプレゼン資料を5スライドで作ってください。モダンなデザインで、ビジネス向けのトーンでお願いします。」

3. AIがスライドを生成する
「Send」をクリックすると、Claudeがスライドの設計方針を提示した上で、自動的にスライドを生成してくれます。

4. 会話で修正・微調整する
生成されたスライドに対して、チャット欄で「2枚目のフォントサイズをもう少し大きくして」「配色をもっと落ち着いた感じに変えて」と指示すれば、Claudeがリアルタイムで修正を反映します。インラインコメントやスライダーでの微調整にも対応しています。
Claude Designでは「+Tweaks」ボタンからカスタムスライダーを追加できます。フォントサイズ・間隔・色味などを直感的に調整可能です。
Claude Designで作れるものまとめ
Claude Designで対応できるデザインの種類を整理します。
| デザインの種類 | 用途例 | 対応状況 |
|---|---|---|
| スライドデッキ | プレゼン資料・ピッチデッキ・社内報告 | ○ |
| プロトタイプ(ワイヤーフレーム) | Webサイト・アプリの構成案 | ○ |
| プロトタイプ(ハイフィデリティ) | 本番に近い見た目のUI | ○ |
| ランディングページ(LP) | 製品紹介・キャンペーンLP | ○ |
| インタラクティブコンテンツ | ボイス・動画・3D・シェーダー対応 | ○ |
| ソーシャルメディアアセット | SNS投稿用バナー・カード | ○ |

特筆すべきは、「Claude Codeへのハンドオフ」機能です。Claude Designで作ったデザインをそのままClaude Codeに渡して、実装まで一気通貫で進められます。デザインから実装への「手戻り」を大幅に減らせる、Anthropicエコシステムならではの強みです。
さらに、デザインシステムを設定しておけば、チームのブランドカラー・タイポグラフィ・コンポーネントを全プロジェクトに自動適用できます。一度設定すれば、誰が作ってもデザインの統一感が保たれるのは嬉しいですね。
料金は?Claude Proに含まれる?無料プランでは使えない?
Claude Designは、Pro以上の対象プランに付属する週次利用枠で利用できます。
| プラン | Claude Design利用 | 月額料金の目安(税込・日本から申込時) |
|---|---|---|
| Free(無料) | 利用不可 | $0 |
| Pro | 利用可能 | 年払い換算で税込約$19/月、月払いは税込約$22/月 |
| Max 5x | 利用可能 | 税込約$110/月 |
| Max 20x | 利用可能 | 税込約$220/月 |
| Team | 利用可能 | 公式料金ページを確認 |
| Enterprise | 利用可能 | 要問い合わせ |
※上記は日本からの申込時に消費税10%が加算された目安です。公式の米国ベース価格はPro年払い換算$17/月、月払い$20/月、Max 5xが$100/月、Max 20xが$200/月です。実際の請求額は申込画面で確認してください。
Claude Pro以上のプランに加入していれば、プラン内の週次利用枠の範囲でClaude Designを利用可能です。ただし、Claude Designには通常のチャットやClaude Codeとは別枠の利用制限があり、上限を超えた場合は追加利用の購入が必要になる場合があります(公式サポート:Claude Design subscription usage and pricing)。
リサーチプレビュー段階のため、正式リリース後に料金体系や利用枠が変わる可能性もあります。最新情報は公式料金ページで確認してください。
無料プランのユーザーはClaude Designにアクセスできません。利用するにはClaude Pro以上のプランへの加入が必要です。
Canva・Adobe Firefly・ChatGPTとの違い【用途別おすすめ】
「AIでデザインを作る」ツールは他にもあります。主要なライバルと比較してみましょう。
| 比較項目 | Claude Design | Canva(AI機能) | Adobe Firefly | ChatGPT(画像生成) |
|---|---|---|---|---|
| 得意分野 | スライド・プロトタイプ・LP | 汎用デザイン全般 | 画像生成・編集 | 画像生成・イラスト |
| 出力形式 | ライブHTML(動くUI) | 静的デザイン+Canva Codeでインタラクティブ要素にも対応 | 静的画像 | 静的画像 |
| 対話で修正 | ○(会話で指示) | △(一部AI機能) | △ | ○(会話で指示) |
| コーディング連携 | ◎(Claude Codeハンドオフ) | △(Canva Codeあり、開発者向け実装ハンドオフはClaude Designほど強くない) | × | × |
| デザインシステム | ○(チーム統一可能) | ○(ブランドキット) | × | × |
| 料金 | 税込約$19/月〜(Pro込み) | $0〜(Free有) | $0〜(Free有) | $0〜(Freeでも利用可。Plusは$20/月) |
| 日本語対応 | ○ | ○ | ○(100以上の言語をサポート) | ○ |
Claude Designが向いている人は、「プレゼン資料やUIプロトタイプをサクッと作りたい」「デザインから実装まで一貫してやりたい」「すでにClaude Proを使っている」人です。
Canvaが向いている人は、「SNS画像やチラシなどグラフィック全般を作りたい」「テンプレートの豊富さが重要」「無料で使いたい」人。Canvaの方がテンプレートは圧倒的に多いです。
なお、最新のCanva AI 2.0ではCanva Codeやインタラクティブ要素にも対応しており、Claude Designで作ったHTMLをCanvaに取り込んで編集することも可能です。
Adobe Fireflyが向いている人は、「写真レタッチや商用利用可能な画像生成がしたい」人。Fireflyは、Adobe Stockなどのライセンス済みコンテンツや著作権切れのパブリックドメインコンテンツを学習データにしている点が特徴で、著作権面での安心感があります。
ただし、ベータ機能や商標・人物・既存作品に似た出力などは個別に注意が必要です。詳しくはAdobe Fireflyの使い方もご覧ください。
ChatGPTが向いている人は、「イラストやアート寄りの画像を対話で生成したい」人。GPT Image 1.5による画像生成は表現力が高く、1枚絵のクオリティでは強みがあります。ChatGPTの画像生成についてはこちらの記事で解説しています。
まとめ:Claude Designはこんな人におすすめ
Claude Designは、「デザインスキルがなくても、AIとの会話でプロ品質のスライド・プロトタイプ・LPを作れるツール」です。
- デザインが苦手な非デザイナーの強い味方
- Claude Pro以上のプランに含まれており、週次利用枠の範囲なら追加の固定料金なしで利用可能
- デザイン→実装の一気通貫フロー(Claude Codeハンドオフ)は唯一無二の強み
- リサーチプレビュー段階だが、スライドやプロトタイプは十分実用的
CanvaやFigmaの代替というよりも、「アイデアをすぐ形にする最初の一歩」として最適なツールだと感じました。
Claude Proに入っていてまだ触っていない人は、claude.ai/design にアクセスして試してみてください。
Claudeの基本的な使い方やプランの違いが気になる方は、ClaudeとChatGPTの違いを徹底比較の記事もあわせてどうぞ。Claude Opus 4.7の詳細については、Claude Opus 4.7ガイドで解説しています。



