音楽生成AI比較|無料で曲が作れるおすすめツールを比較【2026年最新】

ヘッドフォンを装着したAIロボットと音符・波形が浮かぶ音楽生成AIのイメージイラスト AIツール比較・レビュー

2026年現在、音楽生成AIは「お遊び」から「実用フェーズ」に入りました。テキストを入力するだけでボーカル・歌詞・伴奏がすべて揃った楽曲が数十秒で完成する時代です。

ただし、ツールごとに無料枠・音質・商用利用のルールがまったく違います。選び方を間違えると「作った曲が仕事に使えない」という落とし穴にハマります。

この記事では、Udio・Stable Audioなど主要ツールを「無料でどこまでできるか」「商用利用できるか」の軸で比較しました。

音楽生成AIとは?2026年に実用フェーズへ入った理由

音楽生成AIとは、テキストのプロンプト(指示文)を入力するだけで、メロディ・歌詞・伴奏を含む楽曲を自動生成するAIサービスです。楽器を弾けなくても、作曲理論を知らなくても、「夏っぽい明るいポップス」のような一文で本格的な曲が作れます。

2025年後半から2026年にかけて状況が大きく変わったのは、主要ツールの運営側が大手レーベルとのライセンス交渉・提携を進めていることです。SunoはWarner Music Groupと提携し、UdioもUMG・WMGとの提携を発表しています(WMG × Udio公式発表)。ただし、こうしたレーベルとの契約はサービス運営側の権利処理であり、ユーザーが生成した曲をどこまで商用利用できるかは別問題です。商用利用の可否は各サービスの利用規約と契約プランで決まるため、最新の規約を必ず確認してください。

こうした動きにより「趣味の遊び」から「実務で使える制作ツール」へとステージが上がり始めています。

比較表:主要な音楽生成AIを無料枠・商用利用・音質・日本語で一覧比較

主要3ツールの比較表をまとめました。

項目SunoUdioStable Audio
無料枠50クレジット/日(約10曲)10クレジット/日+100/月あり(個人利用のみ)
有料プラン最安Pro $10/月(年払い実質$8/月)Standard $10/月Pro $11.99/月
商用利用(無料)❌ 不可❌ 不可❌ 不可
商用利用(有料)⭕ Pro以上公式Terms/Pricingで確認⭕ 有料プラン以上
最新モデルv5.5(Pro以上)最新版(有料)Stable Audio 2.5 / 3.0系
音質高品質48kHzステレオ高品質
日本語対応⭕ 歌詞生成可△ 限定的△ プロンプトのみ
ボイスクローン⭕ Voices(Pro以上)
特徴的な機能Custom Models / My Tasteインペイント編集オープンウェイト版あり

出典: 各公式サイト(SunoUdioStable Audio)、2026年6月確認

この記事で比較するクラウド版の無料プランでは、基本的に商用利用は不可です。この点はすべてのツールに共通する最大の注意点なので、まず押さえてください。(※ Stable Audioのオープンウェイト版はライセンス条件次第で商用利用できるケースがありますが、クラウド版の無料プランは不可です)

Suno AIの料金プラン比較画面

Suno|無料プランのレビュー

無料プランで実際に曲を作った体験をもとにレビューします。

無料プランの実力

Sunoの無料プランでは毎日50クレジット(約10曲分)が付与されますsuno.comにアクセスしてGoogleアカウントでログインすれば、すぐに使い始められます。

私が「夏の海辺を散歩しているような、爽やかで明るいポップス」と日本語で入力したところ、わずか1分で「潮風スニーカー」というタイトルの楽曲が完成しました。歌詞・メロディ・伴奏がすべて自動生成され、「こんなに簡単にできるのか」と驚きました。

Suno AIの無料プランで「夏の海辺を散歩しているような爽やかなポップス」と入力して曲を生成した画面

日本語歌詞のクオリティ

Sunoの日本語歌詞生成は、主要ツールの中で最も自然です。「砂の上を軽く踏んで / 波のきらめき 目を細めた」のように情景が浮かぶ歌詞が生成され、違和感のあるフレーズはほとんどありませんでした。

ただし、ジャンル指定は英語(lo-fi、acousticなど)のほうが精度が高い傾向があります。

無料プランの限界

無料プランの最大の壁は商用利用が一切認められていないことです。YouTubeの収益化動画、広告、店舗BGM、配信サービスへの登録はすべてNG。さらに、無料プラン時代に生成した曲は、後からPro($10/月〜)にアップグレードしても原則として商用利用できませんSuno公式:サブスク後に過去の曲の権利はどうなる?)。

Suno公式ヘルプの無料プラン権利に関する説明

また、無料プランではv4.5-allまで、有料プランではv5.5などの上位モデルが使えます。

Sunoの詳しい使い方(アカウント作成・Simpleモード・Customモード)は、別記事で一から解説しています。

Udio|音質と編集で選ぶなら【公式情報ベース】

Udioは、48kHzステレオ出力と「インペイント」と呼ばれる部分編集機能が特徴のAI音楽生成ツールです。

料金と無料枠

Udioの無料プランは1日10クレジット+月100クレジットで、Sunoと比べると生成できる曲数はやや少なめです。有料プランはStandard($10/月)とPro($30/月)の2段階です。Udioは料金・ダウンロード・商用利用条件が変わりやすいため、商用利用前に公式PricingTerms of Serviceを必ず確認してください。

Udio公式サイトの料金プラン画面

Udioの強み

Udioの最大の武器は音質と編集の自由度です。48kHzステレオ出力や部分編集(インペイント)に対応しており、「この部分だけ歌い直す」「サビだけ差し替える」といった細かい追い込みができます。楽曲のクオリティにこだわりたいクリエイターには魅力的です。

注意点

一方、日本語歌詞の生成精度はSunoに比べると発展途上です。英語の楽曲をメインに作る場合はUdioの音質の良さが活きますが、日本語の歌もの中心であればSunoのほうが現時点では安定しています。

また、Udioは2025年にUMG・WMGとの提携を発表しており(WMG × Udio公式発表)、サービス運営側の権利処理は進みつつあります。ただし、これはユーザーの商用利用権とは別の話なので、商用利用する際は最新の利用規約を確認してください。

その他の選択肢と向き不向き

Stable Audio

Stability AIが開発する音楽生成AI。無料プランは個人利用のみで、商用利用には有料プラン($11.99/月〜)が必要です。Stable Audio公式

最大の特徴はオープンウェイト版が公開されていること。自前のGPUがあればローカル実行できるため、クラウドの生成回数制限を避けやすく、ランニングコストを抑えたい技術者向けの選択肢です。ただし、歌詞付きの楽曲生成はSunoやUdioほど得意ではなく、BGM・効果音生成に向いています。

Google系(MusicFX / Lyria系など)

MusicFXなどは一般向けに試せるものの、商用利用や配信を前提にした制作サービスとしては、Suno・Udio・Stable Audioほど選びやすくありません。将来的には強力な選択肢になる可能性がありますが、2026年6月時点で「今すぐ商用利用したい」なら上記3ツールから選ぶのが現実的です。

目的別の選び方

音楽生成AIは「何に使いたいか」で正解が変わります。

無料でSNS投稿用のBGMを作りたい

Suno無料プランがおすすめ。1日10曲作れて日本語対応も強い。ただし収益化していないアカウントでの非商用利用に限ります。

YouTubeの収益化動画にBGMを使いたい

収益化は商用利用に該当するため、有料プランへの課金が必須です。Suno Pro($10/月〜)は日本語の歌ものに強く、最も確実な選択肢です。Udioも音質面では魅力ですが、商用利用条件は公式PricingTermsで最新情報を確認してください。

商用BGMを販売・配信したい

Suno Premier(月払い$30、年払いなら実質$24/月)で大量に生成し、品質を追い込む使い方になります。Udioも音質・編集機能は魅力ですが、配信・販売目的での商用利用条件は公式PricingTermsで必ず確認してください。各配信サービス側のAI生成楽曲に関するルールも別途確認してください。

無料で作った曲は商用利用できる?ライセンスの注意点

結論:クラウド版の無料プランで作った曲は、基本的にどのツールも商用利用できません。

これは2026年現在、Suno・Udio・Stable Audioのクラウドサービスに共通するルールです。具体的に「商用利用」に含まれるものは以下の通りです。

  • YouTubeの収益化動画のBGM
  • 広告・プロモーション動画への使用
  • 店舗・施設でのBGM再生
  • 音楽配信サービス(Spotify・Apple Musicなど)への登録
  • クライアント向けの制作物への組み込み

特に注意すべきポイント:

Sunoの場合、無料プラン時代に作った曲は後からProにアップグレードしても商用利用できません。 商用利用したい曲は必ず有料プラン契約後に改めて生成する必要があります。「とりあえず無料で作っておいて、気に入ったら課金して商用利用しよう」という作戦は通用しないので注意してください。

また、AI生成楽曲の著作権保護については法整備が追いついていない部分もあります。商用利用する場合は各ツールの最新規約に加え、利用する国の法的動向もチェックしておきましょう。

まとめ

音楽生成AIは2025年後半から2026年にかけて、運営側が大手レーベルとのライセンス交渉を進めるなど、サービスの信頼性が高まりつつあります。ただし、ユーザーの商用利用条件はサービスごとの規約・プランで決まるため、利用前に必ず確認してください。

まず試すなら: Sunoの無料プランが最もハードルが低いです。1日10曲、日本語歌詞対応、登録も数十秒。音楽知識ゼロでも最初の1曲がすぐに作れます。

商用利用するなら: 無料プランでは一切NG。まずSuno Pro($10/月〜)への課金が確実な選択肢です。Udioで商用利用したい場合は、公式PricingTermsで現行の利用条件を確認してから契約してください。日本円での実際の支払額は決済時の為替レート・税で変動します。無料プラン時代の曲は商用不可なので、課金後に改めて生成してください。

音質・編集にこだわるなら: Udioの48kHzステレオ+インペイント編集が強力。英語楽曲メインのクリエイターに向いています。

まずはSunoの無料プランで1曲作ってみて、AIの曲作りがどんなものか体感してみてください。

AI素材をまとめて揃えたい方は、これらの記事もチェックしてみてください。

参考・一次ソース